このページの画像は静岡県立中央図書館のデジタルデータを利用して構成している。また、データに関しては東京大学史料編纂所錦絵データベースを参考にした。
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袁世凱の写真。Wikipedia日本語版 袁世凱 2014年10月16日 (木) 16:55 (UTCの版)
このページの錦絵から抜き出した袁世凱の肖像。特徴をよくとらえており、似顔絵として通用する。袁世凱の写真が一般にも流通していたのだろうと思われる。
大院君の写真。
Wikipedia日本語版 大院君 2013年11月4日 (月) 04:04 (UTCの版)
何となく似ているかな?というレベルである。
高宗の写真。
Wikipedia日本語版 高宗(朝鮮王) 2013年12月8日 (日) 12:56 (UTCの版)
服装が違うと印象ががらりと変わる。口ひげはともにある。
金弘集の写真。
Wikipedia日本語版 金弘集(政治家)2014年12月21日 (日) 15:13 (UTCの版)
かぶり物はシルクハットのようだ。写真は口ひげが無く若く見える。似ているとはいえないだろう。
大島義昌の写真。
Wikipedia日本語版 大島義昌 2013年9月29日 (日) 22:06 (UTCの版)
肉付きのいいところは似ているといえるだろう。
福島安正の写真。
Wikipedia日本語版 福島安正 2014年10月16日 (木) 08:21 (UTCの版)
非常によく似た肖像画といえるだろう。「シベリア単騎横断」で有名な福島安正は、後に義和団事件の時には作戦会議で司会を務め、英、独、仏、露、北京官語を駆使して調停役をつとめたという。
大鳥圭介の写真。
Wikipedia日本語版 大鳥圭介 2014年12月22日 (月) 09:33 (UTCの版)
目元、口ひげともみあげの勢いなど、非常によく似た肖像画といえるだろう。
ジョン万次郎に英語を習い、幕府の陸軍を育成し、五稜郭で敗戦の後は、明治政府で技術官僚、その後外交官になるなど、波瀾万丈の人生を過ごした。
以上、登場人物を比較してきたが、驚くべきは、それほどいい加減に描かれてはいないということである。特に外国の政治家の肖像が正確に描かれていることは、メディアとしての大事な原点を外していないと言ってよいだろう。改めて日清戦争錦絵が、報道、娯楽、プロパガンダ、芸術のバランスの上で成立していることを考えさせられた。