日清戦争錦絵のデータベース化をめざして、この日清戦争錦絵美術館を開設したわけだが、リスト化がなかなかできないでいた。やはり絵師ベースで作品をリスト化してそのリストを総括するのが、一番のやり方と判断して、作業を進めた。異版は1つの作品とみなして、重複して数えてはいない。2017年1月現在、198点となった。今後作品を追加して行くごとにこのリストも増えて行くことになる。
現状では、国立国会図書館、静岡県立中央図書館、大英博物館、などをまとめることができたが、大英博物館から大英図書館へ委託された分(こちらの方が大量だが)は「描かれた日清戦争 〜錦絵・年画と公文書〜というインターネット特別展で公開されよくまとまっているので、照合作業は行なっていない。将来的には必要になるだろう。
現在の作業は、すでにデータをいただいている函館市立中央図書館の作品群を整理追加して行くことと、スミソニアン博物館がその収蔵品をパブリックドメインとして、自由な使用を認めているので、これを整理追加して行くことを中心に進めたいと思っている。また、絵師の中には西南戦争錦絵を描いた人物もいるわけで、西南戦争140年の今年はその連続性にも注目して、このページと西南戦争錦絵美術館との連携もより強化していきたい。
以下、絵師別作品数一覧を記載する。
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