S019大日本忠勇美談大島義昌
御届 明治廿七年十一月 日
壹号
画工兼出板 藤山源三郎 芝區今入町六番地
混成旅團長 陸軍少将 従四位勲三等 大島義昌君
敵軍葉志超、馬建忠等ハ死力を尽し防禦抗戦す我旅團中々苦戦なりしが第一塁ハ陥れと假城を突貫なすに彼れ十三の連発を間断なく放ち我軍ハ弾丸尽き且戦死斟からず(すくなからず)敵軍愈(いよいよ)突貫す我兵少しく退かんとす此時大島少将ハ奮然として一歩だも清兵に譲るべきにあらずと一死を以て君恩に報ずと尚進んで指揮す長岡参謀西島中佐少将を退かしめんとせしが聞ず我聯隊の旗下に倒んのみ(たおれんのみ)と奮励衆を督して進行す茲に於て部下愈勇気を振ひ激戦し忽ち敵軍を退かしめたり
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