S016大日本忠勇美談原田重吉三村幾太郎
御届 明治廿七年
画工 出(版) 芝区今入町六番地
(下辺が欠落しており出版情報が読み取れないが 壱号の「大日本忠勇美談大島義昌」に載っている情報から推察すると画工並出板 芝区今入町六番地 藤山源三郎 と思われる)
大日本忠勇美談
第十八聯隊附
第六中隊長陸軍中尉 尾張人 三村幾太郎君
第六中隊歩兵一等卒 三河人 原田重吉君
三村中尉ハ要害なる玄武門を開かんと馳出る 原田氏我先登せんと弾丸の下を潜り玄武門の壁崖に攀登り群がる敵中へ飛込み縦横無尽に突立る 其身手を負ひたれ共屈せず 三村氏も続て飛入り倒す 僅か二人に斬立られ清兵少しく退く隙に両氏共々門を開きて味方を呼び入れたり 要害堅固の平壌城も両英勇の為め一挙に陥落の端を開き実に両氏の戦功抜群なり 原田氏ハ今回召集に應じ出軍し斯の大功を顕せり
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このページの画像は静岡県立中央図書館のデジタルデータを利用して構成している。また、データに関しては東京大学史料編纂所錦絵データベースを参考にした。
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